【今夜、世界からこの恋が消えても】映画感想(ネタバレあり)・レビュー・評価・あらすじ・動画配信まとめ

映画「今夜、世界からこの恋が消えても」の感想(ネタバレあり)・レビュー・評価・あらすじ・動画配信まとめです。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。

MEMO

上映日:2022年7月29日
製作国:日本
上映時間:121分
監督:三木孝浩
脚本:月川翔、松本花奈
出演者:道枝駿佑、福本莉子、古川琴音、etc.

目次

予告動画

あらすじ

透はクラスメイトに流されるまま、真織に嘘の告白を仕掛ける。

しかし真織は“お互い絶対に本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れた。

そうして始まった偽りの恋。やがて恋が偽りとはいえなくなったころ、透は知る。

「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」真織はその日の出来事を日記に記録して、朝目覚めたときに復習することで何とか記憶をつなぎとめていた。

その日ごとに記憶を失ってしまい、明日が来ることを恐れながら生きる彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。

しかし透には真織に伝えていないことがひとつだけあった。

感想(ネタバレあり)

本作は、一日ごとに記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患うヒロイン・日野真織と、彼女を支え、献身的に愛する神谷透の切なくも美しいラブストーリーです。

物語は、真織の病気を知った透が、彼女の記憶に自分の存在を残すため、毎日日記をつけさせることから始まります。

しかし、透自身もまた、ある秘密を抱えていました。

それは、彼が真織の記憶から消えることを選んだ、という衝撃の事実です。

透は、真織が病気になった原因が自分にあると信じ、彼女の負担にならないよう、そして彼女が新しい人生を歩めるよう、自ら彼女の記憶から消えることを決意します。

真織は、透の死後、彼の残した日記を読み進めることで、失われた記憶と透の真実の愛を知ります。

そして、透の親友である泉の助けも借りながら、透が自分にとってどれほど大切な存在だったかを再認識し、彼の思いを受け継いで生きていくことを決意するのです。

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総評・まとめ

この映画、本当に泣けます。

まず、真織の「前向性健忘」という設定が、物語全体に切なさを与えています。

毎日記憶がリセットされる中で、それでも透との「今日」を大切に生きようとする真織の姿が、胸を締め付けられます。

そして、神谷透ですよ!

彼が真織のためにどれだけのことをしたか、その献身的な愛には本当に感動しました。

特に、彼が自分の存在を真織の記憶から消すことを選んだという事実が明かされた時は、衝撃と同時に深い悲しみが押し寄せました。

彼が真織の幸せを第一に考え、自ら身を引く決断をしたことに、純粋な愛の形を見た気がします。

透が真織に日記を書かせ、そこに自分の存在を刻もうとするシーンは、本当に切なかったですね。

毎日新しい透と出会い、毎日彼に恋をする真織。

そして、その真織の姿を毎日見守る透。

この二人の関係性が、記憶が失われても変わらない「愛」の尊さを教えてくれます。

また、透の親友である泉の存在も大きかったです。

彼は透の秘密を知りながらも、真織を支え続け、最終的に透の思いを真織に伝える重要な役割を担っていました。

泉の優しさと葛藤も、物語に深みを与えていましたね。

映像もすごく綺麗で、特に真織と透が過ごす日常の美しい描写が、二人の愛おしい時間を際立たせていました。

音楽も、切ないストーリーをさらに盛り上げてくれて、涙なしには観られませんでした。

この映画は、記憶というものがどれほど儚く、そして同時に、愛というものがどれほど強く、記憶を超えて存在しうるかを教えてくれます。

大切な人を思う気持ち、そしてその思いが形を変えても残り続けること。

そんな普遍的なテーマが、観る人の心に深く響く作品でした。

観終わった後も、真織と透のことが頭から離れず、しばらく余韻に浸ってしまいました。

純粋な愛の物語に感動したい方には、ぜひ観てほしい一本です!

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